本日、表題通り、ぺるけ式バランス差動HPAをLED電源化を行った。ただし、正確にはLED電源とは言えないかもしれない。LEDの代わりに汎用小信号高速スイッチダイオード(Renesas製の1S2076A)を使用したLED電源であるためである。LED電源のプリント基板はProstさんから頒布をして頂いたもの。
これまで、お気楽オーディオキットのPowerUnitTypeFを12V出力に調整して使用していた。ATH-W5000をバランス化して聴いていたものの、お気楽オーディオキットの電流帰還HPAに比して細かい音の再現性に疑問を感じていた。ダイアモンドバッファの出力段のTrを評判の良い2SC5171にしてみたりしたが、どうにも改善しなかったので、電源の改善が必要であると感じて、此の度の改良に至った。
LED電源化の結果、細部の再現性が驚く程改善された。ダイナミックレンジがグッと広がって、小~標準音量時にまるでスピーカーで鳴らしているような音が出力されるようになった。電源の重要性を改めて感じさせられた。
2012年11月18日日曜日
2012年10月16日火曜日
上海問屋ボディソニック トランスデューサ DN-82305 レビュー
上海問屋で一昨日発売となった、ボディソニック トランスデューサ DN-82305(bass PUMPIII)を購入して使用してみた。
LINE入力にCRローパス・フィルタ(カットオフ周波数は240Hzくらい R=6.6kΩ、C=0.1uF)を繋いで、LUXMAN LXA-OT1で駆動した。設置位置は、ダイニング用の椅子の上で、その上にクッションを載せた。ネジで固定はしていない。
LINE入力にCRローパス・フィルタ(カットオフ周波数は240Hzくらい R=6.6kΩ、C=0.1uF)を繋いで、LUXMAN LXA-OT1で駆動した。設置位置は、ダイニング用の椅子の上で、その上にクッションを載せた。ネジで固定はしていない。
スピーカー環境で試聴してみたところ、ゲームセンターのレースゲームの椅子のような感じになった。重低音が直接尻に響いてくるw シンセ系の音楽は気持よく聴けるが、ドラムサウンドは、歯切れが悪くイマイチ(LPFやパワーアンプの改善、設置方法の改善で変わる気がする)。映画やゲームは存分に楽しめる。没入感は今までよりずっと強くなる。3000円の価値あり。
2012年10月9日火曜日
デジアナ分離
お気楽オーディオキット資料館頒布のアイソレータ基板を使って、DAC9018SとジッタクリーナーのGNDを絶縁した。これにより、パソコンのUSB端子のGNDとDACのGNDが絶縁された。音質改善の度合いは想像以上のものだった。立体感の向上、歪み感の減少、PCとアナログ回路を絶縁すると、こんなにも綺麗な音になるのかと感心させられた。ようやく高精度パワーアンプを活かせるDACとなったのだと感じられる。
要因としては、既にLED電源で、デジアナを分離していたが、USBのGNDノイズが邪魔をして、その効果がこれまで感じられなかったことが考えられる。
要因としては、既にLED電源で、デジアナを分離していたが、USBのGNDノイズが邪魔をして、その効果がこれまで感じられなかったことが考えられる。
2012年9月11日火曜日
ANTEC P183 V3 ケース交換
14年程使用したATX規格のPCケースのHDD、FANによる共振が、このところ大変気になり始めたため、信頼と実績のANTEC製静音PCケースに交換をした。これまで使用していたケースは、PentiumII 450MHzがメインストリームであった時代に購入したもの。5インチベイ, 3.5インチベイの空きを埋めるフロントパネルは無くなって久しい。
かつては同色だったプラスチックとスチールシャーシの表面塗装の色の差が、その経年劣化の程を明確に表してる。本来は、キチッと閉めるべきである側面パネルの固定ネジも、共振対策で抜かれたまま。製品が出荷された当時とはかけ離れた姿がそこにはあった。(笑)ところで、人のマシンを組むときは、必ずAntecのケースを勧めていたものの、自分のマシンには一度も使ったことがなかった(というか、マザボと電源だけ交換してPCの新調をしていたので、ケースを買う機会がなかった)。構造や精度の良さなど、店頭やレビューで良く確認はしていたので、自信を持って勧めていたものの、今回初めて、自分のモノとして触れる機会を得たので、その感想を書き散らかしておきたい。
構造は、デュアルチェンバーとなっていて、電源部の発熱が筐体内部に行き渡らないよう工夫されている。また、この間仕切りが筺体の剛性を高める働きも有り、非常に堅牢な重量級ケースとなっている。この点がこの機種を選んだ最大の理由である。スピーカーを鳴らした時に共振を起こしてしまうような軟なケースでは、ルームアコースティックに重大な影響が生じるため、軽量で、構造的な強度が弱いケースは採用出来ないと考えていた。予算的に見て、最もパフォーマンスが良さそうだったのが、このAntec P183 V3だった。
ハードディスクの収納部には、振動防止のシリコングロメットがあって、7200rpmのHDDを3台動作させても、音や振動が殆ど外部に伝わらない。
ケースに付属していた12cmファンは、三段階のスピード変換が可能で、背面を”中”、天板を”弱”に設定すると、「風量/音量」が体感的にもっとも大きくなる気がする。
2012年8月31日金曜日
SA-W3000 エンクロージャー剛性強化(内部補強)
高精度アンプを製作し、20kHz~100Hz程度の帯域で低歪みな音が聴けるようになった。メインスピーカーのNS-10Mの周波数特性グラフを見ると、100Hz以下の低音がスパっと切れいていることが分かる。これまで、SONYのSA-W3000に100Hz以下の帯域を分担させていた。口コミでは、FOSTEXのCW250Aは、スピード感があり、ピュアオーディオ向きで、SA-W3000は映画向きだとされている。SA-W3000の音は緩く、切れが悪いというのである。しかしながら、CW250Aなんかをポイポイ導入する程の資金力は無いw
今回は、手持ちのSA-W3000のエンクロージャーの剛性を強化することで、エンクロージャーの共振を減少させ、低域の歪みを減らすことにした。
SA-W3000に搭載されている12inchのユニットがこちら↓
磁束密度の強化のためか、マグネットが一つ追加されているようだ。
↓パワーアンプ基板。アルミ製のヒートシンクは見た目よりも軽く、叩くとちょっと鳴く。制振したい。動作中は、電源トランスがかなり発熱する。大きなケミコンは、日ケミだった。
(2012/9/2追記)
ボンドが乾燥したので、ユニットを締めて、パワーアンプ部を取り外した状態で、鳴らしてみた。補強の甲斐があって、レスポンスの良い低域になった気がする。オーケストラのチューバやティンパニが存在感と迫力を伴って迫ってくる。サブウーファーの存在を感じさせない音になった。ただ、補強前と少し設置位置を変えてしまった(10cmくらい壁に寄せた。さらにクロスオーバーの値とボリューム値も変更。)ので、プレースメントによる改善だったかもしれないw
今回は、手持ちのSA-W3000のエンクロージャーの剛性を強化することで、エンクロージャーの共振を減少させ、低域の歪みを減らすことにした。
SA-W3000に搭載されている12inchのユニットがこちら↓
磁束密度の強化のためか、マグネットが一つ追加されているようだ。
↓パワーアンプ基板。アルミ製のヒートシンクは見た目よりも軽く、叩くとちょっと鳴く。制振したい。動作中は、電源トランスがかなり発熱する。大きなケミコンは、日ケミだった。
↓15mm厚のパイン材を木工用ボンドで固定してみた(ボンドつけすぎw)。黒い木材は、元々付いていた補強材。まだ乾燥していないので、なんとも言えないが、叩いてみたところ、補強してある部分の音の尾の引き方が短くなったので一先ずこれで良しとしたい。
乾燥後の音はどうなるだろうか?(2012/9/2追記)
ボンドが乾燥したので、ユニットを締めて、パワーアンプ部を取り外した状態で、鳴らしてみた。補強の甲斐があって、レスポンスの良い低域になった気がする。オーケストラのチューバやティンパニが存在感と迫力を伴って迫ってくる。サブウーファーの存在を感じさせない音になった。ただ、補強前と少し設置位置を変えてしまった(10cmくらい壁に寄せた。さらにクロスオーバーの値とボリューム値も変更。)ので、プレースメントによる改善だったかもしれないw
2012年8月27日月曜日
FILCO メカニカルテンキーFKB22MB導入
ダイアテック社FLICOブランドのメカニカルテンキーFKB22MBを導入してみた。
FKB22MBはドイツのCherry社の茶軸をキースイッチに採用したちょっと高級なテンキー。台湾メーカーのOEM商品である。テンキーレスメカニカルキーボードを先月導入したため、必要な時だけ、取り出して使える単体テンキーを導入した次第である。キーボードは青軸、テンキーは茶軸と異なるが、使い心地に違和感は無い。どちらも打ち心地は絶品である。メンブレンとメカニカルの違いは、例えるなら、横浜の空気と長野の山岳地帯の空気の差と言うべきであろうかw
下の写真のように、テンキーとキーボードの間にマウスを置くと、自然な体勢で操作が出来て楽である。
「コンピュータ使ってます」的な主張をしたい方は青軸を、静かで疲れないキーボードが欲しい方は茶軸をオススメします。
アマゾンだと↓の価格で販売されている。
私が使用してるメカニカルキーボードはアーキサイトのAS-KB87C(英語)である。
↓は、日本語JIS配列で、左が青軸、右が茶軸。
↓は、日本語JIS配列で、左が青軸、右が茶軸。
LED電源をDAC9018Sに搭載
ヘッドフォンアンプ用に作った正負15VのLED電源を、今回、DAC9018SのIV回路の電源として使ってみた。交換前は、お気楽オーディオキット資料館頒布のPower regulator type-D ver.2a(以下”type-D”)を使っていた。
LED電源は、前回紹介した通り、Prost様より頒布頂いた基板を元にSiCショットキーバリアダイオードや部品表指定の廃番トランジスタを採用したもの。今回の組み合わせの音質は、透明感が一段と増して、琴線に触れるような音の一歩手前位になった。この音を聴くと、type-Dは若干こもり気味、薄い膜が一枚張っているような音だったことが分かる。特に、ぺるけ式バランスHPA+ATH-W5000で聴いた時に、電源の差がハッキリと聴き取れた。NS-10Mはちょっと解像度不足で、イマイチ差が分からない。
DAC自体の電源やUSB DUAL AUDIO基板などの電源もLED電源に交換してみないと、大きな変化はみられないのかもしれない。IVの電源を変えるだけで、良い方向に変化したので、次回はDACの総LED化を行なってみたい。
(2012/09/05更新)アナログ3.3V電源と、デジタル3.3V電源をLED電源化した。今まで以上に解像度の高い音になり、音像が明確になった。1.2V系は、調整が難航していて、まだ未実装。今のところ三端子レギュレータ任せ。
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