先日、TASCAM社のリニアPCMレコーダー DR-40のヘッドフォン端子に応力がかかった為、ヘッドフォンの左側端子から信号が出力されなくなった。
Skypeのマイクとして本機のヘッドフォン出力とマザボのオンボードのライン入力に接続して使用していることから、早急な修理が求められていた。
開腹してみると、想像通り、左側音声出力の表面実装パッドがヘッドフォンプラグに引っ張られて基板から剥離して、回路が断線していた。プリント基板の回路を追っかけて、近傍のチップフィルムコンにスズメッキ線でバイパスしたら直った。
以下、分解画像。
fig.1 裏蓋を開けたところ
fig.2 恐らくADCとDACの基板
右上にヘッドフォンジャックがある
fig.3 操作系とXLR入力&ファンタムは同一基板上にある
fig.4 DSP・水晶クロック等が乗ったメイン基板
fig.5 なぜかFIDELIXの文字。検索したら某社とは関係無いみたい。
※韓国のファブレスメモリメーカー
fig.6 この基板の裏はタクトスイッチや液晶ディスプレイのはず