2013年6月16日日曜日

HPA-12 の組み立て

ここらで一つハイエンドクラスのヘッドフォンアンプが欲しくなったので、現在知りうる限りの高音質部品で組み立ててみた。

new_western_elec様より頒布頂いたヘッドフォンアンプ基板HPA-12を純Aフルディスクリート構成で組み上げた。これを2セット使ってBTLとした。
トランジスタは差動入力を含め、必要な箇所は全てhFEを測定選別している。最終段Trは、2SC5171と2SA1930。また、電源デカップリングコンデンサにはニッケミKMGを使用。位相補正コンデンサには銅箔スチコンとECHUを使用。リレーはオムロンの金接点G6A。入力カップリングコンデンサにはルビコンのPMLCAP(10μF)を使用した。

電源部は、左右独立トロイダルトランスに、お気楽キット資料館より頒布頂いたPowerRegulator Iを使用。電源デカップリングコンには、PMLCAPを大量投入。圧電効果のある積層セラミックコンデンサを排除してみた。さらに整流器にはCREEのSiC-SBDを使用。

バラック状態で試聴してみたところ、構想段階の予想を上回る高解像度サウンド。ダイナミックレンジが広く立体感があるのに、繊細な音が鳴る。過去最高の出来。
一方で純A級アンプであるため、発熱は凄い。まるで真空管ヘッドフォンアンプであるかのような熱気。夏場使用するのは少し気が引ける。
しばらくは、これがリファレンスになりそう。このアンプのお陰で、ATH-W5000の良さが如実に表れていると思う。早くケースに入れてあげたい。→ケースに入れた(2013/10/17)電源部改良(2014/10/04)

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