2011年8月28日日曜日

真空管マイクプリアンプ製作

表題の通り、ぺるけさんのHPで回路図が公開されている真空管マイクプリアンプを製作してみた。
友人の実況動画(ニコ厨なもので)の音声収録にファンタム電源対応のパナ改を使ってみようと思ったことと、カラオケのボーカル音質向上を目論んだため、今回製作に至った。
ラックマウントできる機器の製作は初めてであり、さらに、回路図一枚を頼りにモノを作ったことが今まで無かったため、非常に勉強になったw(つまり、部品配置や実装の出来は良くない)

 ※以下スパゲティ注意




作成した部品表はこちら(※リンク削除2016/04/17)部品表というよりも購入メモなので、誰かの参考にはならないと思うが、自分の記録として貼っとく。ちなみにリストの上部はフォノイコライザー製作の時のメモ。赤線より下が今回のリスト。
1Uのケースは、ラジオデパートの奥澤でO-6と1Uヘアラインアルミパネルを購入して、それをタッピングネジで固定したものを使用。これで大幅なコスト削減w(ぺるけさんの1U Projectを参照
タカチ製の取っ手を付ければ、見た目もバッチリw

半導体はぺるけさんに頒布していただいたものを使用。
抵抗には、LinkmanのLMFQとTAKMAN REYを使用。
可変抵抗器には、価格が安く、音質に定評のあるマルツ取り扱いのLinkman製R1610Gを使用。
ゲイン切替用に、アルプスのロータリースイッチを使用。
入出力端子には、アンフェノール製のキャノン端子を使用した。

楽器を繋ぐPHONEジャックも装備する予定だったが、アルミの穴あけに疲れてやめてしまった。資金が足りなくて、ホールソーが買えず、テーパーリーマーとハンドニブラーで地道に加工した。


半田には扱いやすいアルミットのKR-19RMAを使った。NASAが採用しただけあって、半田付けが苦手な自分でも綺麗に仕上げられた。

電源ケーブルは三月兎で路上販売されてたジャンク品、1本150円を使っている。今のところ、特に品質に問題はなく、今後も火を吹かないよう祈るばかりw

数時間、出力のキャノン端子の1番と2番が逆に配線されていたことに気付くまで音が出なかったことを除けば、特に問題が発生すること無く完成した。

で、音質はどうだったかと言うと、「素晴らしい」の一言である。詳しい音の解説は我が家の環境が貧弱なため省略させて頂くw(簡単に言えば、ミキサーのマイクプリが平面的に感じる程、立体的でリアルなサウンドだった)この前作ったフォノイコライザーで再生したLPに近い音に感じた。(LPよりも(・∀・)イイ!!音だったけど)

(2011/09/16)暫く使ってみたのでもう少し音質の感想を書きたいと思う。パナ改の性能が思った以上だった。幼い頃に、テープレコーダーで自分の声を録音し、再生してみると、自分の声がなにか違う声に聞こえたため、今までは、発声者と聴者で聞こえる声の音は違うというのが、私個人の中の常識であったが、パナ改と真空管マイクプリを経由しDSD録音した自分の声は、自分が発声しているときに聞こえた自分の声そのものだった。
まだ、モノラル分しかマイクプリを製作していないので、ステレオで録音したときにどのようになるのかは分からないが、マイクの設置次第で相当リアルな音が録れる予感がしてきたwktk
でもケース加工がかなりしんどいので本年度中には行わないかもwww

(2011/10/25)現在、スパゲッティ状態の解決と、排熱孔を増やさなければならないと考えている。
早いところ手を入れてあげないと、機器の寿命が縮んでしまう・・・

(2012/5/16)グランド配線を太く最短距離にしたり、長すぎる配線を短くしたりしてスパゲ状態から脱した。また、筐体の蓋にアルミのパンチ板を用いることで発熱の問題は解決した。

(2012/9/11)カラオケ(JOYSOUND f1)でSHUREのSM58をモガミ2534を使って接続し、実際に使用してみたところ、店で用意されている無線式マイクとは、圧倒的な差が出た。特筆すべきは、歌いやすさが格段に向上したことである。カラオケ店のPA用スピーカーから、等身大の歌声が出てくる感じで、モニタリングが楽になり、声の表情が付けやすくなって、自然と喉に負担のかからない歌い方になった。また、シャウトしても比較的破綻無く拡声される。

(2015/10/30)最近,大規模改修したので,そのうちメモる予定

2011年8月23日火曜日

メモリ増設 -今更だがDDR2-

本日、クロネコメール便でPC2-6400(DDR2-800)2GB×2枚が届いた。
これは先日、上海問屋で注文しておいたものである。上海問屋セレクトという商品名で販売されているが、実際はバルクモノ。価格はブランド物よりも大幅に安い。

DDR3メモリの値段の大幅な下落に際し、マザーボードを買い換えようかと悩んだが、来年登場予定のIvy Bridgeが3次元型トライゲートトランジスタを採用するみたいだし、ここは様子見をしようということで、メモリだけの購入に踏み切った。

チップはCosmoという聞いたことのないメーカーのものであったが、ちゃんと4GBの容量は増加したし、動作は安定している。
1GB×2=2GB環境では、ファイラーを起動したり、iTunes/Foobar2kとSteamを並行動作させようとすると異様にHDDをカリカリさせたりして、大幅なタイムロスが生じていた。
1GB×2+2GB×2=6GBとなったことで、いくつものソフトウェアを同時起動させておいても、メモリが不足して、HDDに一時メモリ退避することなく動作するようになった。これで、64bit OSの実力が遺憾なく発揮されるようになったヽ(^o^)丿

2011年7月6日水曜日

真空管MMフォノイコライザ製作





数週間前に部品集めを始めて、本日、全ての部品が届いたので、ぺるけ氏のレシピ通りのフォノイコライザを組み立てた。
生のレコードの再生音を聴いたのは今日が初めて。NDKのクロックに歓喜していた自分の耳が如何にいい加減なものかを知った。
アナログの音は滑らかで太く、CDレベルのデジタルソースでは音が歪んで耳に突き刺さるような大音量でも、自然に、かつ実体感を伴って鳴らしてくれる。(いやいや、実は、真空管による増幅によるものかも・・・、今使ってるDACはオペアンプ出力だし。)

アナログファンが根強く残っている理由を垣間見た気がする。(なんちって

再生したレコード:
WE ARE THE WORLD (LP)
愛はブーメラン(EP)
大都会(EP)
ルパン三世カリオストロの城BGM集(LP)
ルパン三世サウンドトラック2(LP)

プレーヤー:KENWOOD KP-770D
シェル:DENON PCL-310-SP
カートリッジ:Ortofon Omega

(2011/10/02現在)デジタルオーディオ環境の改善(LME49990や22.5792MHzのNDK水晶発振子といったデバイスを導入)と、ヘッドフォンアンプのバランス駆動化によって、上記のアナログオーディオ環境は非常に貧弱な音しか出ていないことが分かっている。この改善にはMCカートリッジやリニアトラッキングアームの導入、制振性の向上のための改造等が必要となり、デジタルに対する費用対効果が少ないため、暫くアナログ環境の改善は中断しようと思う。

2011年6月23日木曜日

USB DUAL AUDIO基板 クロック載せ替え①











本日、4月から思案を続けていたオリジナルクロックからNZ2520SDへの換装をやってみた。
作業自体は、前回紹介したサイトの通りに行い、特にミスなく終了したとおもったが、22.579200MHzが過熱して壊れてしまった。現在はオリジナルのクロックを連結ソケットに付けて動作させている。オリジナルのクロックを外す際には、家に3本(も?)の半田鏝が有ったので、そのうちの2本を使い、箸で豆をつまむように取り外した。この方法は特別な治具を製作する必要もなく、十分に暖まればポロッと外れるので非常にオススメ。
それで音の方だが、なんと言葉で表現すべきだろうか、自分の語彙力の無さを晒すようだが、リズムがクッキリハッキリとしていて、さらにオリジナルのクロックでは耳に刺さって音量が上げられなかった曲が、NZ2520SDでは、まるですぐそこで演奏しているような音圧でも、全く耳に刺さらないのである。これは驚くべき体験だった。(なんか大げさかなw)
とにかく今までで最もノリノリになれる音が出せたので満足w。また22.579200MHzを購入しなくては・・・

環境:
サンプリングレートが48kHzの音源+Foobar2k+ASIO出力コンポーネント+ASIO4ALL+USB DUAL AUDIO基板(NZ2520SD)+FN1242A+ぺるけ式FET差動HPA+ATH-W5000

2011年6月20日月曜日

玄人志向 USB3.0N4-PCIe

非常に安定して動作している
玄人志向

USB3.0N4-PCIe

ドライバーはNEC製のものを拝借してくると良いらしい。

以下、もはや誰得状態の写真集をお送りする。





2011年6月19日日曜日

Driver Sweeper

ATIのCCCがどういう訳か、プロセスは起動するものの、窓が出てこないので、再インストールしようと思った。
ディスプレイドライバの再インストールは、レジストリやらなんやらを一度完全に削除しないと後にトラブルを抱えてしまうため、普通は、Driver Sweeperのようなお掃除ツールを用いる。Guru3DからDriver Sweeperのダウンロードリンクが切れていたため、ググったら、すぐに後継サイトが見つかったのでメモしておく。
http://phyxion.net/Driver-Sweeper/Driver-Sweeper/




2011年5月28日土曜日

audio-technica ATH-W5000 レビュー



巷では評価が芳しくないW5000だが、USB DUAL AUDIO基板やそれなりのヘッドフォンアンプ(ぺるけ式)を用いれば、価格相応の音が出るのではと見込んで昨年購入した。
ユーザーが余り居ないせいか、W5000に関するレビューがネット上に少ないので、メモ程度に書いておきたい。
音の雰囲気は、audio-technicaのATH-A900の音をワイドレンジにして、よりスピーカーの音に近づけたような感じ。しかしながら、ヘッドフォンの宿命で、音場感はNS-10Mに劣る。(環境のせいかも)ただ、NS-10Mよりも繊細な音が出る。 (2011/6/17)先日、ぺるけ式FET差動HPAのコンデンサ容量を増やしたところ、NS-10Mを凌駕する見事な音場感と、繊細な再生音が得られた。現在はスピーカー(NS-10M)よりもW5000で聴いたほうが遥かに心地良いと感じる。
(2011/6/27)クロックをNDKのND2520SDに交換した後では、NS-10Mを爆音にすると、10Mの方が実体感があって良い。ってか生の音そのものに聞こえて鳥肌が立つw。10M持ちの皆さん、クロックの交換をオススメ致します。これぞまさに激変と言える!(激変とか、プ■ケーブルみたいだなw)
ラムスキンイヤーパッドによる素晴らしい装着性の影響か、低域がきちんと入っている曲を聞くと、腰のすわった低音が出る。非常にノリが良いので、打ち込みやアニソン向いているヘッドフォンであるように感じる。また、作られたような低域が出ないので、モニターヘッドフォンにも使えそう。
高音域はスカっと延びるので、実に気持ちが良い。
購入した当初は、DJ1PRO以下の音でがっかりしたが、200時間程度のエージングで実力が出てきたような気がする。
こちらはウイングサポートと呼ばれる頭部を押さえるパッド。これが実に良好なフィット感をもたらす。
店頭で、EU圏の某3大ヘッドフォン(マイクロフォン)メーカーのヘッドフォンを装着してみたが、このウイングサポートに勝るものはなかった。(頭と耳が大きいからかな?)
ただ、このパッド、使っているうちにだんだんダマが出来てくる。実用上は全く問題ないが、ちょっと気になる。
こちらは、ラムスキンイヤーパッド。中に見える白いのはティッシュw
工場出荷時の状態で頭部にW5000を装着すると、ドライバーが耳に当たってしまう。ドライバーが耳に当たると、長時間使用で耳が痛くなるし、それ以上に、音場感が失われ、耳にへばり付いたような音になってしまう。(よく言うオーテクサウンドとは、これの所為では?)
そのため、イヤパッドとハウジング(フレーム)の間にテッシュを折りたたんで詰め込み、耳とドライバーを離し、空間を作った。写真では見えないがイヤーパッドの下全てにテッシュが挟まっている。

プラグと、Y字分岐部分。Y字分岐は小さいので気にならない。プラグのハウジングは、金属製でひんやりしている。金メッキも厚みがありそうで安心。
癖のつかないケーブルで、取り回しは非常に楽。

殆ど隙のない完璧な作りと性能を併せ持った名機と云える。

生産国:日本