2011年7月6日水曜日

真空管MMフォノイコライザ製作





数週間前に部品集めを始めて、本日、全ての部品が届いたので、ぺるけ氏のレシピ通りのフォノイコライザを組み立てた。
生のレコードの再生音を聴いたのは今日が初めて。NDKのクロックに歓喜していた自分の耳が如何にいい加減なものかを知った。
アナログの音は滑らかで太く、CDレベルのデジタルソースでは音が歪んで耳に突き刺さるような大音量でも、自然に、かつ実体感を伴って鳴らしてくれる。(いやいや、実は、真空管による増幅によるものかも・・・、今使ってるDACはオペアンプ出力だし。)

アナログファンが根強く残っている理由を垣間見た気がする。(なんちって

再生したレコード:
WE ARE THE WORLD (LP)
愛はブーメラン(EP)
大都会(EP)
ルパン三世カリオストロの城BGM集(LP)
ルパン三世サウンドトラック2(LP)

プレーヤー:KENWOOD KP-770D
シェル:DENON PCL-310-SP
カートリッジ:Ortofon Omega

(2011/10/02現在)デジタルオーディオ環境の改善(LME49990や22.5792MHzのNDK水晶発振子といったデバイスを導入)と、ヘッドフォンアンプのバランス駆動化によって、上記のアナログオーディオ環境は非常に貧弱な音しか出ていないことが分かっている。この改善にはMCカートリッジやリニアトラッキングアームの導入、制振性の向上のための改造等が必要となり、デジタルに対する費用対効果が少ないため、暫くアナログ環境の改善は中断しようと思う。

2011年6月23日木曜日

USB DUAL AUDIO基板 クロック載せ替え①











本日、4月から思案を続けていたオリジナルクロックからNZ2520SDへの換装をやってみた。
作業自体は、前回紹介したサイトの通りに行い、特にミスなく終了したとおもったが、22.579200MHzが過熱して壊れてしまった。現在はオリジナルのクロックを連結ソケットに付けて動作させている。オリジナルのクロックを外す際には、家に3本(も?)の半田鏝が有ったので、そのうちの2本を使い、箸で豆をつまむように取り外した。この方法は特別な治具を製作する必要もなく、十分に暖まればポロッと外れるので非常にオススメ。
それで音の方だが、なんと言葉で表現すべきだろうか、自分の語彙力の無さを晒すようだが、リズムがクッキリハッキリとしていて、さらにオリジナルのクロックでは耳に刺さって音量が上げられなかった曲が、NZ2520SDでは、まるですぐそこで演奏しているような音圧でも、全く耳に刺さらないのである。これは驚くべき体験だった。(なんか大げさかなw)
とにかく今までで最もノリノリになれる音が出せたので満足w。また22.579200MHzを購入しなくては・・・

環境:
サンプリングレートが48kHzの音源+Foobar2k+ASIO出力コンポーネント+ASIO4ALL+USB DUAL AUDIO基板(NZ2520SD)+FN1242A+ぺるけ式FET差動HPA+ATH-W5000

2011年6月20日月曜日

玄人志向 USB3.0N4-PCIe

非常に安定して動作している
玄人志向

USB3.0N4-PCIe

ドライバーはNEC製のものを拝借してくると良いらしい。

以下、もはや誰得状態の写真集をお送りする。





2011年6月19日日曜日

Driver Sweeper

ATIのCCCがどういう訳か、プロセスは起動するものの、窓が出てこないので、再インストールしようと思った。
ディスプレイドライバの再インストールは、レジストリやらなんやらを一度完全に削除しないと後にトラブルを抱えてしまうため、普通は、Driver Sweeperのようなお掃除ツールを用いる。Guru3DからDriver Sweeperのダウンロードリンクが切れていたため、ググったら、すぐに後継サイトが見つかったのでメモしておく。
http://phyxion.net/Driver-Sweeper/Driver-Sweeper/




2011年5月28日土曜日

audio-technica ATH-W5000 レビュー



巷では評価が芳しくないW5000だが、USB DUAL AUDIO基板やそれなりのヘッドフォンアンプ(ぺるけ式)を用いれば、価格相応の音が出るのではと見込んで昨年購入した。
ユーザーが余り居ないせいか、W5000に関するレビューがネット上に少ないので、メモ程度に書いておきたい。
音の雰囲気は、audio-technicaのATH-A900の音をワイドレンジにして、よりスピーカーの音に近づけたような感じ。しかしながら、ヘッドフォンの宿命で、音場感はNS-10Mに劣る。(環境のせいかも)ただ、NS-10Mよりも繊細な音が出る。 (2011/6/17)先日、ぺるけ式FET差動HPAのコンデンサ容量を増やしたところ、NS-10Mを凌駕する見事な音場感と、繊細な再生音が得られた。現在はスピーカー(NS-10M)よりもW5000で聴いたほうが遥かに心地良いと感じる。
(2011/6/27)クロックをNDKのND2520SDに交換した後では、NS-10Mを爆音にすると、10Mの方が実体感があって良い。ってか生の音そのものに聞こえて鳥肌が立つw。10M持ちの皆さん、クロックの交換をオススメ致します。これぞまさに激変と言える!(激変とか、プ■ケーブルみたいだなw)
ラムスキンイヤーパッドによる素晴らしい装着性の影響か、低域がきちんと入っている曲を聞くと、腰のすわった低音が出る。非常にノリが良いので、打ち込みやアニソン向いているヘッドフォンであるように感じる。また、作られたような低域が出ないので、モニターヘッドフォンにも使えそう。
高音域はスカっと延びるので、実に気持ちが良い。
購入した当初は、DJ1PRO以下の音でがっかりしたが、200時間程度のエージングで実力が出てきたような気がする。
こちらはウイングサポートと呼ばれる頭部を押さえるパッド。これが実に良好なフィット感をもたらす。
店頭で、EU圏の某3大ヘッドフォン(マイクロフォン)メーカーのヘッドフォンを装着してみたが、このウイングサポートに勝るものはなかった。(頭と耳が大きいからかな?)
ただ、このパッド、使っているうちにだんだんダマが出来てくる。実用上は全く問題ないが、ちょっと気になる。
こちらは、ラムスキンイヤーパッド。中に見える白いのはティッシュw
工場出荷時の状態で頭部にW5000を装着すると、ドライバーが耳に当たってしまう。ドライバーが耳に当たると、長時間使用で耳が痛くなるし、それ以上に、音場感が失われ、耳にへばり付いたような音になってしまう。(よく言うオーテクサウンドとは、これの所為では?)
そのため、イヤパッドとハウジング(フレーム)の間にテッシュを折りたたんで詰め込み、耳とドライバーを離し、空間を作った。写真では見えないがイヤーパッドの下全てにテッシュが挟まっている。

プラグと、Y字分岐部分。Y字分岐は小さいので気にならない。プラグのハウジングは、金属製でひんやりしている。金メッキも厚みがありそうで安心。
癖のつかないケーブルで、取り回しは非常に楽。

殆ど隙のない完璧な作りと性能を併せ持った名機と云える。

生産国:日本



2011年5月22日日曜日

ASUS P5QにおけるUSB AUDIO CLASS 1.0の動作不良について

我が家の環境では、USB DUAL AUDIO基板すなわちUSB AUDIO CLASS 1.0機器を使用しているため、中古のP5Qを導入した先々月から突然発生するプチノイズ(WinXP上)や砂嵐音(Win7上)に悩まされていた。
ASUS P5Qには背面USB周りに不具合があるらしい。しかし、症状が現れる場合とそうでない場合があるようで、具体的な原因は某掲示板上では明らかでなかった。ただ、USB周りの電解コンデンサのケチり過ぎによるものではないかと実しやかに言われていた。また、USBをフロントパネルへ出力する基板上の端子なら、症状が出にくいとの報告があったため、それを実行してみることにした。

具体的なやり方としては、まず、背面のUSBコネクタから全てのケーブルを抜き、使用するケーブルだけをフロントのUSBパネルに取り付けるというものである。

本当に効果があるのかは未だわからないが、今のところ、不具合は出ていないので、成功といったところだろうか?

追記 2011/06/11
上記の操作により、砂嵐音の発生頻度は格段に少なくなったものの、ごくたまに起きるため仕方なく、安定性を重視し、ルネサス製チップを採用したUSB3.0対応の拡張カードを導入することにした。これで収まればいいのだが。

TPA1517NE使用 省エネAB級パワーアンプ

nabe氏が頒布されているTPA1517スピーカーアンプキットをビスパより購入した。
組み立ては部品数が非常に少ないので超簡単。収納するためのケースをどうするかまだ考えていなかったため、今回は、手持ちのユニバーサル基板を屋根にして仮組みで埃を被らないようにしたw
可変抵抗器は別売りだったので、同じくビスパで、RD925G-QA1-A203をチョイス。C9-C12と並列および裏面6ヶ所の計10ヶ所にECPU-16V0.1uFを実装すると音質が若干向上するようなので、それも同時購入。
電源は、間に合わせに、Fujiwara氏の15V定電圧電源からとる。

音質に関しては、今まで使用していたONKYOのFR-7GXよりも良い。
特に音量を10時以上に回した時に音像が立体的に聞こえ始める感覚は、FR-7GXには無い物だった。低音域のキレが良く、高音域も自然に伸びる。スピーカーをドライブしてるって感じがあって安心感がある。
合計12Wのアンプでも結構行けるもんだなと思った。6帖の部屋なら必要十分な音量が得られた。
電源を強化すれば、化けそうな予感がする。

TPA1517NEは電源を入れると、結構熱くなるので、ケースに入れて使うなら、ヒートシンク必須かもしれない。
一方で12Vの三端子レギュレータはそれ程熱くならないので、ヒートシンクはいらないかも。

FR-7GXの1/4以下の消費電力になったので、今夏の電力不足対策にもなっただろう。

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別の話だが、FN1242A DACの差動合成回路のOPAMPをOPA2134PAからOPA2604APに変更したところ、若干ではあるものの空間表現と歪感の少なさが向上したような気がした。