2014年4月18日金曜日

geek out到着・A級HPA(BTL)の見直し


漸くgeek outが到着した。(2014/4/17)
シリアルは400番台であった。確かsurveyでgreenを選択したつもりだったのだが、届いたのはSilverだった。こちらの記憶違いかも。1000mW出力仕様にしたためか、発熱が非常に大きい。出力インピーダンス0.47Ωのヘッドフォン出力に繋いだATH-W5000の音は大変素晴らしいものだった。これまで聞こえなかった微細な弦の振動が感じられた。

geek outに少し衝撃を受けてしまったので、先日作成したHPAを見直さざるを得なかった。
geek outとの音の違いから、電源レギュレータのパスコンを改善してみた。


TPA7A4700の近傍に数十MHz以下のインピーダンスが小さくなるようにセラコンを組み合わせて並列挿入した。また電解コン(KMG25V470uF)を削除した。
また、グチャグチャだったトランス一次側の電源ラインを整えた。


2014年4月6日日曜日

DACの製作(ES9018 Dual Mono + 無帰還IVC)


お気楽オーディオキット様のDAC9018Dと、Prost様のクロックモジュール基板と、Electrart様のUDA+P2Dを組み合わせて、デジタル部を構成した。クロックは、P2D基板のES9018用MCLK出力をクロックモジュール基板でジッタークリーニングして、DAC9018Dの100MHzクロックのパターン部に直接入力している。I/V変換は、アナログ回路の勉強も兼ねてフェーズテックの特許回路を元に独自に改良し作成したもの(個人・家庭内利用)。一部のトランジスタのPc損失が定格を超えないように、黄色LEDによって電圧を降下させた。出力は平衡出力のみ。左右独立電源レギュレータ、左右独立トランス。デジアナ分離はしていない。
IVCの正負電源は、Prost様のLED両電源基板を使用している。
CLKが最短になるよう基板配置には注意したつもり。
2Uのケースにピッタリ収まるサイズになっている。ケース加工はまた今度。

2014年4月1日火曜日

Light Harmonic社 geek out 発送連絡

待ちに待ったgeek outが発送される模様。KickstarterでBackerになってから早8ヶ月。
どんな音を奏でてくれるのか楽しみ。ちなみに発注したのは、Super-Duper GEEKのGreen。

2014年3月22日土曜日

LAPTを体感(2SC6145A, 2SA2223A)

サンケン電気のLAPTトランジスタ(High frequency multi emitter transistor)をお気楽さんの高精度パワーアンプ基板の出力段に使ってみた。
これまで使っていた東芝の2SC5200,2SA1943(Oランク)を、サンケンの2SC6145A,2SA2223A(Yランク)に変更した。
感覚的には、低域の出方がやや自然になった気がする。
入手先はDigikeyで、ランク違いを避けるため、コンプリ同士の在庫数が同数で、2SC5200とスペックが近い本品を採用。
現在エージング中。

2014年2月13日木曜日

パワーアンプのバランス入力化

入力がRCAだったパワーアンプ(http://stcinemas.blogspot.jp/2012/08/blog-post.html)に600Ω:600Ωのライントランス(TAMURA TK-10)を取り付けて、バランス受け出来るようにした。
2月の頭に、D/AコンバータのI/V段を無帰還・ディスクリートで試作したときに、DACの出力をアンバランスからバランスに変更したため、本改造を行うに至った。


トランス受けにしたことのメリット
    • カップリングコンデンサの削除→PPコン(秋月)を使っていたが、コレの恩恵は絶大
    • これまで、ケース両端にRCAが配置されていたためにGNDループがハムを拾っていたが、差動入力になったことでノイズが聞こえなくなった
トランス受けにしたことのデメリット
    • トランスの周波数特性上、ハイサンプリングのハイレゾの恩恵が受けられないかも
    • パワーアンプの入力インピーダンスが600Ωとなった(600Ω受けを想定していない機器には、プリアンプが必要か)

2014年1月15日水曜日

INPUT SELECTOR(BTL仕様のHPA-12用入力切替器)


BTLヘッドフォンアンプ向けの入力切替器を作成した。
PICマイコン制御で高周波用マイクロリードリレーを駆動し、RCA(アンバランス)入力と、XLR(バランス)入力のどちらか一方を選択し、BTLヘッドフォンアンプの入力へ受け渡す切替器である。
フラットケーブルで繋がれたユニバーサル基板上のLED付きモーメンタリスイッチを操作してRCA入力かXLR入力を選択する。
切り替え時のノイズがヘッドフォンに出力されないように、HPA側の出力リレーを制御するための補助リレーを搭載している(941H-2C-5D)。
電源は、AC6.3V入力で動作し、ヘッドフォンアンプ回路とはトランスで絶縁される。


なお、本投稿より、撮影機材にSIGMA DP2Merrillを使用。

2013年10月17日木曜日

BTL仕様 HPA-12 ひとまず完成

使ったケースは、タカチのYM-400。
ebayにおいて格安で販売されている一個2000円程度の24ステップの51kΩアッテネータを組み込んでみた。軸の延長には、デジットで販売されている中継ジョイント(BCL122)と福本商店のアルミニウム丸棒(A5056B Φ6)を使用した。
これまで、アルミ材への穴あけ加工は、ものさしとペンを使ってマスキングテープ上に下書きをして行っていたが、精度が悪く、ミスも多かった為、今回から、CADで図面をプリントし、両面テープで筐体に貼り付けて穴あけを行うことにした。結果、非常に綺麗に仕上がった。

fig.1 中身

fig.2 フロントパネル(上が本器、下はチューナー)

(2014/1/19) 入力側のXLR端子とRCA端子を自照式スイッチで切り替えられるようにしてみた↓
INPUT SELECTOR(BTL仕様のHPA-12用入力切替器)