2012年9月11日火曜日

ANTEC P183 V3 ケース交換

14年程使用したATX規格のPCケースのHDD、FANによる共振が、このところ大変気になり始めたため、信頼と実績のANTEC製静音PCケースに交換をした。これまで使用していたケースは、PentiumII 450MHzがメインストリームであった時代に購入したもの。5インチベイ, 3.5インチベイの空きを埋めるフロントパネルは無くなって久しい。
かつては同色だったプラスチックとスチールシャーシの表面塗装の色の差が、その経年劣化の程を明確に表してる。本来は、キチッと閉めるべきである側面パネルの固定ネジも、共振対策で抜かれたまま。製品が出荷された当時とはかけ離れた姿がそこにはあった。(笑)
 ところで、人のマシンを組むときは、必ずAntecのケースを勧めていたものの、自分のマシンには一度も使ったことがなかった(というか、マザボと電源だけ交換してPCの新調をしていたので、ケースを買う機会がなかった)。構造や精度の良さなど、店頭やレビューで良く確認はしていたので、自信を持って勧めていたものの、今回初めて、自分のモノとして触れる機会を得たので、その感想を書き散らかしておきたい。

構造は、デュアルチェンバーとなっていて、電源部の発熱が筐体内部に行き渡らないよう工夫されている。また、この間仕切りが筺体の剛性を高める働きも有り、非常に堅牢な重量級ケースとなっている。この点がこの機種を選んだ最大の理由である。スピーカーを鳴らした時に共振を起こしてしまうような軟なケースでは、ルームアコースティックに重大な影響が生じるため、軽量で、構造的な強度が弱いケースは採用出来ないと考えていた。予算的に見て、最もパフォーマンスが良さそうだったのが、このAntec P183 V3だった。

ハードディスクの収納部には、振動防止のシリコングロメットがあって、7200rpmのHDDを3台動作させても、音や振動が殆ど外部に伝わらない。
ケースに付属していた12cmファンは、三段階のスピード変換が可能で、背面を”中”、天板を”弱”に設定すると、「風量/音量」が体感的にもっとも大きくなる気がする。